大雨に見舞われた視察

 社民党仙台市議団は7月2日~4日にかけて、長崎市と福岡市を視察しました。
 長崎市では、「原爆資料館の利活用と平和行政の取り組み」と観光事業の一つ『長崎さるく』を視察調査しました。
 平和行政の取り組みでは、原爆や戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える『語り部』を担う被爆者が高齢化していることを踏まえ、被爆2世や3世に語り部を引き継いでいただく取り組みを進めているとのことでした。仙台市でも7月10日未明の仙台空襲などの戦争体験を語り継ぐ方が少なくなってきており、戦災復興記念館の活用や平和教育の在り方などについて、調査研究を踏まえ提言していく必要があると感じました。
 『長崎さるく』は、個人旅行の増加に対応して、街を歩くことを中心に体験型や学習型など様々な観光コースを設定して、長崎の街を楽しんでもらおうと取り組まれている観光事業の一つです。仙台市でも、徒歩や「ダテ・バイク(コミュニティサイクル)」、るーぷる仙台などを使った観光ルートを提供していますが、その内容の見直し・拡充や新たなコースの設定、商店街や観光・文化施設などとのコラボ企画といった観光客の要望に応える観光事業の展開が望まれていると感じました。
 福岡市では、「児童虐待防止策や里親教育」をテーマに、同市の『えがお館』を視察しました。福岡市では、教育部局も含めた子ども行政に関連する行政組織をまとめた「こども総合支援センター(いわゆる児童相談所)」を設置して、常勤の弁護士を配置するなど、相談体制の強化や対応の迅速化を図り、里親制度を拡充するなどで、社会全体で子どもを育む社会的養護の改革に取り組んでいます。仙台市でも、児童相談所の拡充などに取り組みたいと思います。
 また、日本で初めて本格的なフェアトレードを推進しようと取り組んでいる熊本市の『フェアトレードシティ』事業の視察は、2日からの50年に一度といわれる大雨で、すべての交通がストップし、長崎市からの移動ができず断念しました。本当に残念でした。後日関係資料を送っていただき、現在、研究等を進めています。